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常陽リビング11月25日号掲載 弁護士・星野学のくらしの法律『車の運転をめぐるトラブル』

Q
車のトラブルにより車外に出た運転者が後続車にはねられるという悲惨な事件がありました。そんな時はどのように対応すれば良いでしょうか。

A
幅寄せや急停止など危険な行為により無理やり車を停止させられた場合、車から降りて道路に出ることは大変危険です。

だからといって、窓を開けて「話し合い」することもあまりお勧めできません。話し合いをするつもりで窓を開けたら「殴られそうになった」「車のキーを取り上げられそうになった」のでびっくりして車を急発進させたところ、逆に相手方から「足をひかれた」「殺されかかった」などと警察に被害届を出され、さらに損害賠償・示談金を請求される場合があります。

このような事態を避けるため、車を無理やり止められたり窓をたたかれたとしても、窓を開けずに携帯電話で警察に助けを求めましょう(警察も通報を勧めています)。まずは落ち着くこと。特に男性は、相手の挑発に乗らないよう心掛けることが重要です。

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