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常陽リビング6月12日号掲載 弁護士・星野学のくらしの法律『茨城県における「住居侵入窃盗」について』


茨城県は空き巣が多いという話を聞きますが、本当なのでしょうか?


残念なことに、茨城県は住居侵入窃盗(空き巣)の犯罪率(人口10万人当たりの犯罪認知件数)が6年以上連続で全国ワーストです。

原因として、住宅が密集していない地域が多いため、周囲の人の目が届かないことや、反対に人口が密集している地域では都市化に伴う住民同士の無関心などを指摘する方もいます。

しかし、実際は鍵のかけ忘れが多いという印象です。

最近の空き巣は、スーツを着てセールスマンのようにインターホンを鳴らし、留守であれば空き巣に入り、誰かが出てくれば道に迷った振りをするといった手口も多いようです。そのほか、裕福な家庭がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に旅行中の写真をアップしたところ、家にいないのが分かってしまい空き巣に入られたというケースや、どこかでうっかり自宅の鍵のメーカーと番号をメモされてしまい、インターネットで合鍵を作られ空き巣に入られたという例もあります。

空き巣防止には、鍵のかけ忘れに注意するのはもちろん、個人情報の管理も必要な時代だと思います。

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常陽リビング2021年6月12日号

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